森とイエ

2013年8月「土こしらえ」

サンプル

さて、土の採取のあとは土こしらえです。
どろどろの土をさらさらの粉末状に仕上げなければなりません。

今回使う土は、下川某所から採取させてもらった、グレーがかった土と、金っ気の黄色い土です。
白土と金土と呼ぶことにしました。
まずは、水気の多い白土をブルーシートに広げて、天日に干して乾燥させます。
広げた土が乾くまで快晴続きでも3日かかりました。
それをハンマーでたたいて砕いて、ふるいにかけて。
また次の土を乾燥させて、という作業の繰り返しです。

こりゃ壁塗り予定の11月までに終わらん!
と、途方にくれていたところ、6月下旬に左官屋の野田さんが浦川町からはるばる登場。
作戦変更で、白土は水で溶いて、どろどろの状態のままふるいにかけることにしました。
2人で二日間、ひたすら溶いてふるっての繰り返しです。
草木の根などの不純物を漉した土は乾きが速く、一気に作業が進みます。
奥さんのCちゃんまでもが、砕きの作業に参加してくれました。

野田さんが帰ったあとは、またひたすら乾燥、砕き、ふるいの毎日です。
家庭をかえりみず、出勤前と帰宅後、土日も作業です。
妻も1歳の子どもを抱えて、よく文句も言わず作業をさせてくれました。

けれども、なかなか未処理の土が減りません。
さてどうしたものか。道路工事用の振動ローラーの出動です。
町内のレンタル会社から借りてきて、家の前で2日間ひたすら砕きます。
これははやい!

友達にも入れ替わり手伝ってもらって、ふるいの作業が続きます。
ありがとう!

そんなこんなで、出張前の8月中旬には、なんとか土こしらえ700キロが完了しました。
あんなにどろどろだった土が、こんなにサラサラできれいになるなんて~!
感激です。

塗りの作業はワークショップでやりたいと思っています。
興味のある方、ぜひ実際に土に触れて見てください。きっとはまりますよ^^

そうそう、実際に土壁を施工したいと思った方、
こんなに大変じゃ無理!と思わないでくださいね。
ふつう、土は左官屋さんが用意してくれますから。

最後に、土壁のサンプルの写真をどーぞ。
土の配合や表情を変えて、野田さんがいくつもサンプルを作ってくれました。
どれもよくって迷う~。

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